お知らせ

はじめはただ勉強したい理学療法士の集まり

まちの歩行分析室ARUKUの運営は、特定非営利活動法人Re Stepが行っています。

私たち特定非営利活動法人Re Stepは、リハビリテーションに関して社会に正しく理解してもらうため、また理学療法士や作業療法士の知識や技術を向上させるため、社会に対して様々な形で発信・啓発することを中心に活動し、誰もが社会と繋がり参加しやすい環境の拡充に寄与することを目的としています。

特定非営利活動法人を設立した際に提出した「設立趣旨書」から一部抜粋

 理学療法士等であるリハ職が働く場所は主に病院などの医療機関が主ですが、昨今では在宅医療が推進されてリハ職も在宅分野で働く人が増えて始めています。しかし在宅分野で働くリハ職は経営的な観点から1人~少人数職場であることが多く、先述した自己研鑽に励む人が少ないことも相まってリハビリテーション現場のレベルは非常に低いものとなっています。

 具体的な例の1つとして下肢装具が挙げられますが、入院患者へ作製した装具は主にリハ職が指導し患者へ装着して訓練するものでありますが、退院後には充分フォローアップされておらず、不適合なままでも患者はどこに相談すれば良いかも分からず何年も使い続ける人がたくさんおります。

 Re Stepは様々な経歴を持つリハ職により構成されており、リハビリテーション普及・教育・研究事業によりすべてのリハ職の知識や技術等を向上、結果としてリハビリテーションを受けるすべての方々へ還元されることを目的として設立しました。またそういったリハ職のレベルが上がることで、将来的には障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律および介護保険法に基づく事業を自分たちで興し、障がい者や高齢者が社会へ参加しやすくなるような居場所づくりおよび外出支援、相談支援を展開し、さらには医療・介護・福祉以外の産業とも協同して、障がいをもっていても、高齢になっても社会へ参加して繋がりのある日常生活を継続できるような街づくりにも発展させたいと考えます。

一番初めは2017年12月に「リハビリテーション定期勉強会」と称して、仕事が終わった夜19時ごろ(月2回ほど)に集まって、みんなでリハビリテーションに関する意見交換など勉強会をするところから始まりました。

上記のような書類作成して関係各所へ提出し、ただの「リハビリテーション定期勉強会」が「特定非営利活動法人」と化しました。

現在ではすでに取り壊されましたが、当時RiMふくやま内でショッピング・リハビリの計画を立てたり、

義肢装具について相談出来る場所をつくる計画を立てたり、

クラウドファンディングに挑戦したり、

様々な活動を経る中で、一緒に活動を行う仲間の入れ替えがあったりして、現在に至ります。

このたび、2022年初夏にオープン予定となる「まちの歩行分析室ARUKU」開設を皮切りにして、

これまで計画途中で頓挫していた活動も形にしていきたいと思っています!!

ABOUT ME
リハビリ相談室
NPO Re Stepが運営するリハビリ相談室。 地域でリハビリテーションに関するアドバイスを行うほか、理学療法士の副業や転職サポートも実施。