「病気やケガ等があっても、長く暮らしてきた住み慣れた自宅で過ごしたい」「人生の最期を自宅で迎えたい」と望まれる方が増えています。
しかし「症状が悪化したら?」「家族だけで介護や医療的ケアができるだろうか」「一人暮らしだけど大丈夫?」と不安に思うことも多いと思います。そんな時に頼りになるのが訪問看護ステーションです。
訪問看護の強みは、自宅で暮らす全ての年代(赤ちゃんから高齢者まで)の方に、関係職種と協力しあい一人ひとりに必要な支援が行えるところです。
このページでは、訪問看護ステーションが何のために存在しているのか?や、私たちが運営するいずみ訪問看護ステーションではどんなことを大事にしているか?について具体的にわかりやすく説明しています。
訪問看護について知る機会となり、住み慣れた自宅で病気やケガ等があっても暮らし続けたい、と思う時にお役に立てば幸いです。
1.訪問看護のニーズとは?
「何のために訪問看護ステーションはあるのか?」
それは紛いなく自宅での生活・療養を「安心」して過ごせるようにするためです。
病気やケガ等によって思うように動けない・自宅での生活が不安・介護が出来るかどうか心配などなど、
実は私たちの生活の身近な中に、そのようなお悩みを抱えた方はたくさんいらっしゃいます。(なかなか目に見えないことが多いのですが)
2.本来の一人ひとりの純粋な思いとは?
病気やケガ等で療養されている方は、
・家族に迷惑をかけたくない
・何かあったら心配
などなど、色々な心配事や家族を思う気持ちがあり、現実としてはとても悩み葛藤することが多いのですが、
“病室や施設で過ごすよりも、これまで長く暮らしてきた自分の家で過ごしたい”
そう思うこと自体は、とても自然で純粋な気持ちだと思います。
3.訪問看護ステーションの看護師や理学療法士等が思いを支援する体制
慣れ親しんだ自分の家で少しでも長く暮らせるように、病気やケガ等で不安を抱えている方々に対して、安心できるような看護やリハビリテーションを提供し応援したいという看護師やリハビリ専門職(PTやOTなど)はたくさんおります。
そんな思いのある看護師やリハビリ専門職が働く私たちいずみ訪問看護ステーションでは、お困りの方々が生活されているご自宅等へ訪問して伺い、それぞれが抱えられている不安を軽減できるように看護やリハビリテーションを提供しております。
4.いずみ訪問看護ステーションが大事にしていることとは?
病気やケガ等で不安を抱えている方々であっても「安心」してご自宅での生活・療養を過ごせるようにするため、以下の3つを大事にしております。
①チーム(複数担当)で関わること
1つめは、チーム(複数担当)で関わること、です。
1人の訪問看護師さんに任せっきりになると、その訪問看護師が訪問出来なくなってしまった際に一番困るのはご利用者様やそのご家族様です。
そういった場合に備えて、日頃からチーム(複数担当)で関わることを大事にしております。
その他にもチーム(複数担当)で関わることで得られるメリットは多々あります。
②相談しやすい状況をつくること
2つめは、相談しやすい状況をつくること、です。
病気やケガ等の症状は日々変化し、さらには年齢を重ねるほど徐々に衰えていくものです。
「いつまで自宅で暮らせるだろうか?」「症状が今よりも悪くなったらどうしよう?」などなど、先を考えるとどうしても様々な不安が付き纏う中で訪問看護師に相談しやすい状況をつくっておくことはとても重要です。
相談できる相手(訪問看護師)が複数居れば、それだけ悩みを伺うことが出来るため、ご利用者様やご家族様の安心に繋がるのではないかと考えております。
③発見(気づき)がしやすいこと
3つめは、発見(気づき)がしやすいこと、です。
1人ではなかなか気づけないことでも、複数(の訪問看護師)であれば気づけることがあります。
新たな気づきをご利用者様やご家族様と一緒に発見することで、次の一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
そうすればさらに新たな発見が生まれるようになります。
病気やケガ等の症状で悪い方にばかり考えるのではなく、「出来ること」に実感がもてるようにチーム(複数担当)で支援します。
5.まとめ
どうだったでしょうか?
病気やケガ等によって思うように動けない・自宅での生活が不安・介護が出来るかどうか心配な方々にとって、訪問看護というサービスはこれまで長く暮らしてきた自分の家で過ごしたいという自然で純粋な気持ちを応援できるサービスであり、私たちいずみ訪問看護ステーションでは「安心」「チーム」「相談」「発見」という部分を大事にしております。
また、いずみ訪問看護ステーションで働く訪問看護師やリハビリ専門職自身が「安心」して長く働けるような仕組み・環境自体を私たちみんなでつくっています。
これからも長く続けていけるような訪問看護事業所になるために、日々起こる様々な出来事から一歩一歩学び成長していきたいと強く思っています。