はじめに:その不安、放っておかないで

なんだか不安。でも「何が不安なのか」は分からない…。
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
私もよくあります!
でも、原因がわからない不安は、ふくらみ続けてしまうもの。
そこで、私が取り入れているのが認知行動療法(CBT)を使った『不安の見える化』です。
今回は、毎日できる簡単な方法を紹介します🌼
なぜ「不安の原因を特定する」ことが大事なの?
「なんとなく不安…」という気持ちは、多くの人が感じたことがあると思います。
でも、その“不安”をよく見てみると、実はこんな風になっています。
🔹 不安の正体が見えないと、不安はふくらむ

不安って、曖昧なままだと、勝手にどんどんふくらんでしまう性質があります。
たとえば…
「なんとなくイヤな感じがする」
→「何か悪いことが起きるかも」
→「どうしよう、寝ても落ち着かない」
…といった感じで、どんどん想像がふくらみ、心も身体も緊張状態になってしまうのです。
🔹 不安の「きっかけ」に気づくことで、心が落ち着く

逆に、「何が不安なのか」「どんな考えが浮かんでいるのか」に気づくだけで、気持ちは少し落ち着きます。
これは、脳が「ぼんやりした恐怖」よりも、「見えている問題」の方が安心できるようにできているからです。
例:「○○さんに何か言われるのが怖い」
→ なるほど、人間関係の不安なんだな
→ 対処できることはあるかな? という風に、一歩前に進める感覚になります。
🔹 原因がわかれば、「対策」や「セルフケア」もできる

原因がわかれば、解決に向けた行動もとりやすくなります。
- 仕事の不安 → スケジュールを確認する
- 人間関係の不安 → 言葉の誤解がないか見直す
- 健康の不安 → 病院に行く、生活リズムを整える
こうした「気づき → 行動」を繰り返すことで、不安に飲み込まれず、
自分で自分を守る力を育てていくのです。
🔹 自分を責めずに、不安と向き合えるようになる

「また不安になってしまった…」と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。
でも、不安は“心のセンサー”。
あなたが「大事なことをちゃんと気にしている」証拠でもあります。
不安の原因に気づくことで、
「あ、私はこれを気にしてたんだ」
と、自分に優しいまなざしを向けられるようになります。

次回は、この「不安解消」の実践方法を詳しく書いていこうと思います!