ヒラメ筋
- どんな筋肉?
- どんな働きがあるの?
- プチ情報
Contents
ヒラメ筋って、どんな筋肉?
ヒラメ筋は、腓腹筋(ひふくきん)と併せて下腿三頭筋と呼ばれていて、いわゆるふくらはぎの筋肉を構成しています。
腓腹筋が表層に存在する二関節筋であることに対して、
ヒラメ筋は比較的深層に存在する単関節筋となります。
単関節筋と二関節筋(多関節筋)の違い(*詳細は別リンクへ)
ヒラメ筋という名前の如く、とても平べったい形をした筋肉です。
どんな働きがあるの?
こちらはじっと立っている際に常に働いている筋肉です。
腓腹筋が主に歩く際の蹴りだし(動き)に働くのに対し、ヒラメ筋は主に立位を維持(静止)している際に働きます。
長時間同じ場所でレジ打ちするような方は、この筋肉が疲労しやすいと思います。
昔サロンパスのCMで「ヒラメ貼り」みたいな貼り方を勧めてましたね。1日立ちっぱなしの働いた足を癒しましょう!みたいな感じのCMで、このヒラメ貼りという名前もヒラメ筋という名称からきていると思います。
プチ情報
このヒラメ筋あたりには大きな静脈が流れていて、長時間の座位などで血流が滞って発生しやすい深部静脈血栓(=いわゆるエコノミー症候群)もこのヒラメ筋静脈で発生しやすいと言われています。足首を動かすだけでこの筋肉がポンプの役割のようになって血流が良くなるため、血栓予防や冷え改善には有効です。ヒラメ筋はちょうどアキレス腱の上(ふくらはぎ全体の中央やや下)にあるので、このあたりを狙って温めるのも良いと思います。