みなさん、トレッドミル機器はご存知でしょうか?
トレーニングジムなどに置かれている、ルームランナーのようにその場で歩いたり走ったり出来る機器のことです。
この度、「まちの歩行分析室ARUKU」のオープンに向けて、全く新しい形のトレッドミル機器を導入することにしましたので、今回の記事ではそのご紹介となります。
その名はズバリ、「超低床型トレッドミルDLF-35」となります。
株式会社大武・ルート工業の製品であるDLFシリーズのDLF-35は、2022年4月20日にまちの歩行分析室ARUKU施設内(広島県福山市東陽台1-11-9)に設置されます。
そもそもトレッドミル機器とは、ベルトコンベアのように床が動いて、それに合わせて自分がその上を歩く(もしくは走る)機械で、スポーツジムなどで見たことがある方も多いかと思います。
トレッドミル機器の中でも、この大武・ルート工業のDLF-35は、
・床面からの高さが35mmとめちゃくちゃ低い(世界最薄)ため、床を歩いている感覚に近く、機器に乗っているという恐怖感が少ない
・高さが低いために機器への乗り降りがしやすく、車椅子から直接立ち上がり乗ることも出来る
・左右で独立分離したベルトであり、それぞれ速度を変えたり、正転や逆転などの設定も可能
上記のような特徴があります。
床が動くために恐怖心が生まれやすいこのトレッドミル機器ですが、高さが低いということだけで恐怖感はかなり少なくなります。
また脳卒中によって片側の麻痺が残っている場合でも、左右で速度を切り替えて歩行練習が出来ます。
理学療法士としても歩行練習をサポートする上では非常に魅力的な特徴で、このDLF-35を設置するに至った主な理由になります。
まちの歩行分析室ARUKUでは歩行分析サービスを単発で提供する施設ですが、このサービスの根幹を担う機器の1つがこのDLF-35となります。
ちなみにこのDLFシリーズなどのトレッドミル機器を製造している株式会社大武・ルート工業という会社は、「ネジ供給機」を専門に製造していたそうで、そこから「医療用トレッドミル機器」に至ったそうです。ここで作られているベルトコンベアは世界のあちこちで使われている実績があるようで、まさにJapan Quallityが詰まっていると言えます。