腓腹筋(ひふくきん)
- どんな筋肉?
- 歩く中では、どんな働きがあるの?
- プチ情報
腓腹筋(ひふくきん)って、どんな筋肉?
この「腓」という字は「こむら」とも呼ぶことができ、こむら返りというと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
こむら返りでは、主にこの筋肉が引きつっているということになります。
ふくらはぎの大部分を占める筋肉で、見た目としてもとても分かりやすい筋肉かなと思います。
筋肉の写真にもあるように、内側頭と外側頭の2つに分かれています。
歩く中では、どんな働きがあるの?
歩くという一連の周期の中では、
MSt(立脚中期)~PWs(つま先離地)する直前まで、
つまり「足を蹴り出す」際に働く筋肉となります。
より速く歩こうとか、より大きく足を振り出そうとする際には、この腓腹筋が十分に発達している必要があります。
アキレス腱を痛めたなどの要因も、この筋肉に必要以上の力が加わった・筋肉自体が硬くなっていたことなどが原因として挙げられます。(アキレス腱自体が硬くなることはありません)
マラソン選手などはトレーニングでたくさん走るため、腓腹筋が伸びたり縮んだりを何度も繰り返すこととなり、この筋肉自体はすごく柔らかくなっています。
腓腹筋に関するプチ情報
「足が細くなりたい」と思う人もいますが、根本的な解決方法としてはやはり「体重量を減らすこと」が第一優先となります。
その理由としては、この腓腹筋の主な働きが「立位保持」と「歩く・走る際の蹴りだし」となるためです。
寝たきりなどで立つ・歩く機会の少ない方は、このふくらはぎが異常に細くなります。
反対に、体重を支えるための筋肉の1つですので、体重が重い方ほど、ふくらはぎは自然に太くなります。
ですので、足の太さが気になる方は、まずは体重を減らすことが足を細くする第一優先となります。